ゼロバランス理論
6.時間と次元と情報の世界
私たちにとって時間とは、過去、現在、未来という概念で考えられてきました。
地球の1回の自転で1日、太陽の周期で1年、それを365日と数え、24時間で割って、1分、1秒が決まってきました。
それはすべて観念と日常生活の上での都合により決められたことであって、宇宙ではそのような考え方は存在しません。
たかだか地球の、そして人間の中でのことであり、それはサイクルという形では存在しますが、時間という形は存在しないのです。
ですから、地球の年齢や宇宙の年齢を考えることは、あまりにも馬鹿げたことなのです。
この時間に対して起こる現象が、老化ではなく、ただのサイクルにおける現象に過ぎないからなのです。
花から実をつけ、また芽を出すことは決して時間的な観念ではないところで繰り広げられている世界のことなのです。
人間も動物も植物も時間的な考え方を少し変えた方が、分かりやすいことがたくさんあります。
特に宇宙においては、その時間軸は横軸はつまり「過去・現在・未来」ではなく、縦軸になっています。
そうすると1+1=2、ようするに2が結果であるのと同じように、過去+未来=現在ということになります。
しかもその軸は2本あり、過去へと進む時間と、未来へと進む時間が相反する方向へと向かい、捩れながらこの大宇宙を築き上げていきます。
そして、その交じり合ったところが現在ということになります。
つまり過去へ進んでも未来へ進んでも、結果は同じということになりますが、一つ違っているのが次元です。
つまりそこが同じ次元とは限らないということなのです。
交差せずに捩れることにより、高次元化が進み、そこはもう元の次元ではないのですが、もともと時間が存在しないので、現実だけが移動したように見えるのです。
宇宙は共通の情報とエネルギー、そして回転という1つの方向性の中に存在します。
これは「ある」けど「ない」の世界です。
もちろん宇宙の果ては存在しないことになります。
これはすべて情報によって作り出されたバーチャルの世界とほとんど変わらないことなんです。
しかし地球はここにあるし、私たちもここで生活しています。
でもここは宇宙の一部に過ぎません。
そして時間と次元の狭間で“思い”という脳における現実性により作りだされた物質化社会なのかもしれないのです。
ひとつ次元を超えてしまえばなくなってしまうものも、次元を変えなければそこにいつまでも残ってしまいます。
そして山手線の内周り、外周りどちらに乗っても反対側に行くには、同じ時間がかかります。
それが捩れてひっくり返ると、同じ場所になってしまい、時間も元へ戻ってしまうのです。
ただ次元が違うだけなんです。
このことを理解するにはすごく時間がかかるかもしれませんが、私たちはそういった世界で暮らしているのです。
あくまで時間を操作しているのは次元であり、そこに付きまとうものが情報とエネルギーなのです。
また、人間たちにとってこの極めて正確な宇宙サイクルの中で、それを大きく作用するのが意識と意思の存在です。
ここには時間も距離もなく、いつでもどこへでも行ける、自由な世界です。
この意識の中で次の世界は大きく変わろうとしています。
人間もついに進化の時期を迎えることができるのです。
宇宙におけるすべてのエネルギーを理解したとき、必ず訪れる出来事なのです。
そしてゼロバランスへと導かれることで永遠の命が与えられることになるのです。
肉体を超越した宇宙意識の中では可能なことなのです。