ゼロバランスの法則
この宇宙空間の中に存在するすべてのものは、どんなに形が変わろうと、その存在が失われることはない。しかも常に安定を図ろうとするエネルギーが発生する。これがゼロバランスエネルギーである。
コマを回そうと思い切り回転を加えたとき、回りだしたコマは最初のうちはフラフラしていますが、しばらくすると安定し、垂直に回り始めます。このとき、垂直に安定した力がX軸で、フラつきを直そうとする力によってY軸が発生します。そして、Y軸が安定することによってX軸も安定し、コマはバランスよく回り始めます。
当たり前のことのように思われますが、回転するX軸のみにエネルギーを与えていて、Y軸へのエネルギーはコマが勝手に与えているものです。すなわち、物が安定するために一番手っ取り早い方法は「回転する」ことです。その法則によって、宇宙空間も全て回転していると考えると、よくわかってきます。
また、右側が「青」左側が「赤」中心軸で回転させると紫色になりますが、回転が止まるとまた赤と青に戻ります。このように、実際は「紫色」は存在していませんが、この「紫色」から発生するエネルギーは存在します。これもまた、安定させようとするゼロバランスエネルギーなのです。
バランスが崩れると必ずバランスを保とうとするエネルギーが生まれ、人体も同じ仕組みで成り立っているのではないでしょうか。打ち消されてなくなってしまうようなものは、初めからあり得ないことなのです。数学的な物事と現実的な物事の、一番の違いはここにあると思います。